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福島 邦彦 (Kunihiko Fukushima)

 
 
ファジィシステム研究所 特別研究員(〒820-0067 福岡県飯塚市川津680-41)
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1958年 京都大学工学部電子工学科卒.同年 NHK入局. NHKの技術研究所,放送科学基礎研究所(視聴科学研究室), 放送技術研究所などを経て, 1989年 大阪大学基礎工学部生物工学科(1997年 大阪大学の組織変更により大学院基礎工学研究科システム人間系専攻)・教授. 1999年 電気通信大学電気通信学部情報通信工学科・教授. 2001年 東京工科大学・教授. 2006年(〜2010年) 関西大学・客員教授. 現在:ファジィシステム研究所・特別研究員(非常勤), 通常は東京都町田市の自宅で研究に従事. 工学博士.

脳における情報処理機構の解明のために, 神経回路モデルを仲介とする合成的手法を用いて研究を進めている. 特に, 視覚系における情報処理や記憶・学習・自己組織化の機構の神経回路モデルの構成などに興味を持つ. 「ネオコグニトロン」(学習によって視覚パターン認識能力を獲得していく deep CNN,1979年に発表)や,「選択的注意機構のモデル」(特定の視覚対象に注意を向けてその対象物を認識し,他の物体から切り出してくる機能を持った神経回路モデル)などを提唱した.

Franklin Instituteから Bower賞 (2021 Bower Award and Prize for Achievement in Science); 科学技術庁長官賞 (ネオコグニトロンの研究); 電子情報通信学会業績賞,論文賞,功績賞; IEEE Neural Networks Pioneer Award; APNNA Outstanding Achievement Award; 日本神経回路学会論文賞,学術賞; INNS Helmholtz Award; ELM2017 Pioneer Award; 2019年度 高柳健次郎賞 (高柳健次郎財団); 電気通信大学特別栄誉教授称号; などを受賞.
日本神経回路学会(JNNS)初代会長,名誉会員; INNS(国際神経回路学会)元理事 (学会設立時〜2005年度); APNNA (Asia-Pacific Neural Network Assembly) 元会長; 電子情報通信学会名誉員.


 

Link: Visiome Platform (ネオコグニトロンの計算機プログラムなどもダウンロード可能)



  発表論文リスト


1. 原著論文

2. 単行本

3. 解説

4. 国際会議

5. 国内学会・研究会

6. 取材記事




  研究


ネオコグニトロンによるパターン認識

部分的に隠されたパターンの認識と修復

オプティックフローを抽出する神経回路モデル

画像の対称軸を抽出する神経回路